明けましておめでとうございます。
今年最初のブログ投稿です。
今回は画面にモチーフをどう入れるかを補助する道具「デッサンスケール(ディスケール、デスケルとも言います)」の紹介です。
手作りで気軽に使いたい人向けにB、Fサイズ用の印刷データもこのブログの一番下にあります。
教室ではデッサンの授業をしている生徒さんが多いのですが、最初画面に描くときにどう描き始めればいいかわからないという話がありました。
講師のアドバイスとしては、
・まず画面に大体の形を描いて当たりつける。
・複数モチーフがある場合はその輪郭を直線的に繋げた形を画面に描く。
(具体的例は以下に↓)
↑例えばこちらのモチーフならば...
黄色い線のようにモチーフを囲った形を画面にどう入れるか考える。
ちなみに青い線はモチーフの影です。
この影を含めて画面にどう入れるかのバランスをとりましょう。
・当たりの線は何本描いてもいいので多く描いてそこから正確な形を描いていく。
筆圧が強いと線の跡が残るので当たりの線は2B程度の鉛筆で筆圧は弱めに描きましょう。
こんな話をするのですが「画面にどういうバランスで入れるか」を掴むのには慣れが必要でなかなか難しいです。
そんなときは最初にお話した「デッサンスケール」があると便利です。
枠の中にグリッドが引いてあるので画面にモチーフがどう入るかが分かります。
注意点として、自分が使う用紙などのサイズと必ず同じ比率のものを用意してください。
さらに使用するの用紙等にデッサンスケールと同じ比率に線を描くとわかりやすいですね。
値段も600円以下でなので買ってみると良いと思いますが生徒さん用に印刷用データを作ったので配布します。
サイズはB、Fサイズです(Fは厳密には大きさで比率が多少変わるのですが1:1.2にしています)。
印刷の際はできるだけ厚い印刷用を使用することをオススメします。
薄い紙だと凄くグニャグニャするので何か補強が必要だと思います。
また、市販品は枠内にグリッドが引いてあいますが印刷データではただの穴になるので必要であれば何か糸を裏から貼ると良いと思います。
または、印刷した用紙の上にプラバンを載せてマジックで線を書くのも簡単でオススメです。
<左>印刷データを切った状態 <右>さらに糸をつけた状態
糸は裏からセロテープで貼っています。
プラ板を貼ってマジックで線を書いてもいいと思います。
<使い方はこんな感じです>
そんなことでデッサンスケールの紹介でした。
画面にどうモチーフを入れるかイメージが良くわからない、うまくいかない方は使ってみましょう。
●配布データはコチラ↓