現在を1階の和室を絵画教室にリフォーム中です。
10月末から使い始める予定なのですがリフォームの過程(特に講師がしたこと)についてまとめたいと思います。
以前のブログでも少し書きましたが講師は祖父母が住んでいた家を自分のスタジオ(アトリエ)にリフォームをしました。
床の基礎工事と耐震補強と電気関係だけ業者さんにお願いして、解体から壁を建て、床貼り、天井、外壁などいろいろと自分でしています。
今回は壁建て、床の基礎、天井、電気関係と窓の奥のサンルームを業者さんにお願いしていたので比較的な楽な仕事です。
といっても大変なのですが(笑)
■壁の隙間を埋める
まずは業者さんに作ってもらった壁と天井の継ぎ目や隙間を埋めていきます。
ちなみにコーキングやパテという道具を使います。
素人的には隙間はパテ埋めのイメージでしたが、木の収縮でヒビ割れができてしまいます。
業者さんからのアドバイスでコーキングを使うと柔軟性があるからヒビ割れにくいというお話を参考にコーキングメインで隙間を埋めました。
<実際に使ったもの>
※コーキングの上から塗装をする場合、それに対応したものを選びましょう。
■壁、天井を塗る
隙間を埋めたらペンキを塗ります。
教室の壁は合板でビスが打てるようにしています。
普通の住宅は壁が石膏ボードなのですが合板だと展示で壁にビスを打ったり棚の設置などが簡単にできます。
穴をあける前提で壁紙を貼ると逆に目立つのでペンキで仕上げて、穴を開けたらパテで埋めるという感じで使用します。
汚れても上からペンキを塗ればいいので簡単です。
<実際に使ったもの>
※値段は安いですが汚れが着きやすいペンキなので自宅の壁などにはあまりオススメしません
■壁を作る
この部屋はもともと和室で出入り口が引き戸だったのですが、引き戸だと壁の面積が狭くなってしまうので急遽引き戸の収納スペースを壁にしてドアに変更するようにしました。
写真は引き戸の収納スペースの枠を削った状態でこれに木で枠を作り、合板を張りました(写真には木枠は写っていないです)
上の写真が引き戸の収納スペースを埋めて壁にした状態です。
■床を貼る
天井と壁の塗装が出来たら、床の基礎の上に合板を貼っていきます。
普通は使わないのですが教室では緑色が特徴のウレタン塗装がされているドルフィンコートというものを貼りました。
ちなみ普通はコンパネという合板を貼ります。
もし、油絵具などをこぼしてもこの塗装ならば下の板まで染みこまないという考えて使っています。
■床の隙間埋め、タイルの位置決め
床が貼れたら、隙間をコーキングで埋めて、今度はフロアタイルを貼っていく位置決めをします。
フロアタイルは写真にある樹脂で出来た正方形のタイルです。
教室では「東リロイヤルストーン イタリアンテラコッタ」というのものを使いました。
フロアタイルは位置を決めても微妙にズレたり、カッターで切れるのですがかなり力が必要です。
さらにすぐ刃がボロボロになるのでかなり苦労しました。
これに関しては微調整が非常に難しいのでプロに任せることを強くオススメします。
特に市松模様などの色違いのタイルを素人がキレイに貼ることはできなんじゃないかと個人的には思いました。
タイルを完全に真っ直ぐに揃って見せるのはプロの仕事だと思います。
■フロアタイルの加工
建物の床の角は測ると結構直角でなく歪んでいます。
壁も継ぎ目でズレていたりします。
フロアタイルはその歪んだ形に切って、裏側の角の部分を少し削って柔らかくなるようにします。
これを角に押し込むと先端が潰れ隙間がほぼなくなります。
ただ、とにかくこの微調整に手間がかかります。
■フロアタイルを貼る
フロアタイル用の接着剤を床に塗ってからタイルを貼っていきます。
板がドルフィンコートだとボンドが木に染み込まないので少量ですむことと、失敗した場合の除去も楽にできます。
<実際に使ったもの>
※この接着剤は厳密には「カーペットタイル用」で「フロアタイル用」ではないのですが実験してみた感じとしては問題なくできました。
利点として後から取り除きたいときに家庭用洗剤とぬるま湯で除去ができるのでオススメです。
一番最初の写真に戻りますが出入り口にやっとドアがつきました。
まだ、塗装はしていないので内側は白く塗って外側は蜜蝋のワックスで仕上げる予定です。
また、今回は写っていないのですが窓の奥にはサンルームがあり、水道が設置してあります。
今後予定は業者さんが収納扉の設置と移動できる壁の設置後、収納スペースの棚を作ってほぼ完成の予定です。
また、教室のリフォーム以外にも作業机やイーゼルを作る必要があるのでまだまだ忙しい毎日です。
<その他関連ブログ>
→教室が3階から1階の新しいスペースに移転します!<10月末予定>