今回のオススメの刷毛の情報は私が調べた限り、ネットでもなかなか無いと思われます。
というのも、紹介する刷毛は絵画用ではないからです。
<オススメのお手頃な刷毛「ワシン ラック刷毛」>
これが今回紹介する「ワシン ラック刷毛」です。
もともとニスなどを塗るためのホビー用の刷毛みたいですね。
カワイイ感じの見た目ですがこれがなかなか使えます。
<特徴>
毛は山羊。
メーカーHPによると超音波加工がしてあるので毛が抜けにくい。(どういうことだ!?)
<サイズ>
13、22、33,50mm
これは私が昔通っていた美術予備校で誰かが使いだして少し話題なった商品です。
教室では何本かストックしていて刷毛が必要な生徒さんにオススメしています。
水彩、アクリル、油絵など何にでも使えて耐久性が高いです。
ここでいう耐久性とは具体的には「長く使っても筆のコシがなくならならい」、「毛が抜けない」、「毛先がまとまっている」という意味です。
ちなみに、安い絵画用刷毛はとにかく毛がもの凄く抜けやすく、ゴワゴワになり、毛先が外側に広がりやすいです。
ある程度いい値段のものはそれなり耐久性がありますが、常に新品の用な状態にするには「筆のちゃんとしたお手入れが前提です」。
手入れをちゃんとしないと良い筆も結構すぐに傷んで、ゴワゴワになります。
ちなみに、私は自分の制作で「ナムラ A」という刷毛を主に使っています。
個人的な見解になりますが、専門刷毛のグレード(価格ではなく毛質)をS、A、B、Cランクと分けるならば「ナムラ A」はAランクなると言っていいと思います。
また、この基準だと「ワシン ラック刷毛」はBランクといっていいでしょう。
価格も専門の同グレードの刷毛と比べると安い割に品筆が良いですです。
そんな使いやすい筆なのですが、1点問題点があります。
それはなかなかお店で売っていないことです。
私が記憶しているのは世界堂 新宿本店3階のホビー用品があるコーナーだけです。
(※最近確認したところ、油絵用刷毛のコーナーに移っていました)
そのようなことで、教室ではこの筆をストックして販売しております。
ちなみに、他の世界堂で取り扱っていたかはちょっと覚えていません。
また、ホームセンターでも売ってそうなんですが、今まで見たことがありません。
あとはネットで買うという感じになると思います。
アマゾン等だと送料がそれなりにかかります。(参考にリンクを貼ります↓)
何本かまとめて買うならばメーカーの公式HPの通販が安いと思います。
他に通販だとモノタロウでも扱いがあるので、講師はそこで買うことが多いです(税別3500円以上購入で送料無料)。
ちなみに、教室では少しストックしてあるので購入したい方は定価の税引価格で販売もしています。(教室の画材在庫状況ページ)
オススメのサイズは22,33mmあたりです。
13mmは刷毛として幅が狭いので普通の筆で何とかなることと、50mmは広い面を塗ることがあればに買えばいいかなと思います。
とにかく刷毛に迷ったら買っておいて損はないと思います。
これに不満を感じたら専門の高いグレードの物を購入しましょう。
あと、最後に注意点として普通の刷毛よりも持ち手が短いです。
感じとしては2/3ぐらいの長さです。
ただ、刷毛の持ち手を長く持って描くことはなかなか無いと思うので特に問題は無いと思います。
< 筆関連ブログリンク >
・100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 ③<水彩、アクリル、油絵用の面相筆>
・100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 ②<水彩・アクリル用筆など>
・100均の残念な絵筆と「絵筆のコシ」、絵筆の寿命(替え時)など
・100均で絵画入門にそろえるオススメの筆 <水彩・アクリル用筆、選ぶポイントなど>