27,28日は油絵、水彩画、絵画全般の授業でした。
上の写真の水彩画の生徒さんは今回は模写をしました。
この生徒さんは物をオーソドックスに描く能力はもともと高いのですが表現の幅が狭く壁にぶつかっていました。
今回の授業外に色々な描き方のバリエーションを試してきたものを見せてくれて、本人の希望で背景に抽象的な調子(色彩)を描くために模写をすることになりました。
ちなみに、抽象的な調子といっても当然判断基準があります。
それを理解するのはなかなか難しいので最初に模写をするのは良いと思います。
こちらの生徒さんも授業外に描いてきたものを最初に見て講評をしました。
8枚の絵が写っている写真の右上(トマトの絵)が先週の授業で描いたものです。
他のトマトはその後に描いたもので形が自然な感じになってきています。
この生徒さんは形を集中して描けると大体良い作品ができます。
あと、ブルーベリーも描きました。
出来がいい作品は絵ハガキとして友人に送ったりしています。
こちらの生徒さんは油絵で絵本の原画を描いています。
ちなみに紙に描いていまして、「油絵用にキャンバスの目が印刷されている専門の用紙」を使用しています。
今回は登場キャラクターを立体的に描くにはどうするかなどをいろいろと説明しました。
まず、登場キャラクターの形がどのくらいデフォルメ(歪んだり)してもいいかなどは当然本人が決めなければなりません。
また、実際には無いものなので陰影を描く場合どのように影が落ちるかをイメージして描くのが難しいです。
コツとしては幾何形体などに形を単純化するのがいいです。
例えば、このキャラクターの場合は基本的に「球」と「円柱」で出来ているといえます。(楕円などの変形も含む)
また、陰影はどの方向から光が当たっているかの設定を決めないと描けないので明確に光の方向を決めることも大切です。
絵画全般の授業では、生徒さんの地元にあった船を描いたのですが写真を取り忘れてしまいました。
写真はいつも授業終了の少し前に撮影するのですが忙しいと忘れてしまいます(汗)
今回はこんな感じです。