突然ですが「アトリエもりのさと」は低予算で営業しています(笑)
なので、モチーフを揃えることになかなか苦労します。
そんなときはモチーフに出来そうな素材を見つけて加工するのがとてもいいです。
今回は近所の家具屋さん(メガマックス 厚木店)で丁度良い物を見つけました。
このゾウの置物(陶器)です。
ちなみに値段は1700円ぐらいでした。
まさにこういうものを探していました!
リアルな動物だと描くのが難しいのですが、このくらい単純化されていると初心者向けに非常に良いモチーフになります。
また、大きさも結構あり(横24cm、高さ18cm、奥14cmぐらい)大きめの方が細かい部分が観察できて良いです。
ただ、何点か問題があります。
・像に着色がされている。(デッサンを描くときは全体が白い方が陰影がよく見えます)
・文字が彫り込まれていて凸凹がある。
ということで加工します。
<道具>
・穴埋めパテ
・アクリル絵
・アクリル絵具用メディウム マットメディウム(よりしっかり作りたい方用)
・紙ヤスリ(#240、#800)
↑手頃なマッドメディウム
↑パテはこんな感じのもので
<作り方>
①パテで文字の凹凸を埋めてヤスリ(#240程度)でなめらかにする。
②アクリル絵具に白(出来るだけ覆い隠す能力が高い白がいいです。例えばチタニウムホワイトなど)を刷毛で塗る。
※アクリル絵具は厚く塗りすぎるひび割れをおこすので注意しましょう。
また、粘度が高いと筆跡が強く残ります。
(私は今回試しにいろいろ実験しましたが最終的に「ホルベイン アクリリックカラーインク スーパーオペーク ホワイト」という絵具に「ゴールデン アクリリックス マットメディウム」というものを混ぜました。
アクリル絵具だけだと表面がカサカサになり、汚れがつきやすいので「マットメディウム」というつや消しのメディウムを混ぜて表面に樹脂コーティングしたようになっています。)
ちなみに、マットメディウムなどのメーカーはどのメーカーでもいいと思います。
面倒な方はダイソーのアクリル絵具(白)などでもいいと思います。
③#800程度のヤスリ軽く表面を擦って滑らかにして、絵具を塗るを何回か繰り返す。
④完成
< ビフォー >
< アフター >
完成したものがこちらです。
石膏像っぽく見えますね。
初心者の方は幾何形体を描いた後にいきなりリアルなモチーフを描くと難しいと思うので
このくらい単純化されて面が1つ1つ分かりやすいほうがいいと思います。
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